第3章 愛犬への後悔と治療以上に大切なこと

今からお伝えするお話は


『愛犬の病気の不安から解放されたくて
たくさんの治療を受けさせて
でも結局良くならない』



そんなわんちゃんの治療を
見ていて絶望した私が



0から治療に対する見方を変えた
ストーリーです。

こんばんは、コロです🐶



今回は私の過去の経験について
みなさんにお話ししたいと思います。



自分の経験や思いを知ってもらうことで



「愛犬が病気と言われて、不安で
どうすればいいかわからない」



「動物病院で薬をもらうけど、
本当は飲ませたくないし、何か他に
できることがないか考えている」



「自分なりに考えて、
食事やサプリにも気を使っているけど
不調も変わらない」



「愛犬の病気に対する心配で、仕事も
思うように手につかない」



そんな方々へ



愛犬の病気に怯える日々
知らずのうちに進行する病気を



少しでも食い止めて



今悩み苦しむ時間を
愛犬との楽しい思い出の時間に変える

そんなきっかけになりますように。


ぜひ、ご覧ください。

目次

1、獣医の現実
2、愛犬の不調と後悔
3、チワワのココちゃんとの出会い
4、実は治療以上に大切なこと
5、次はあなたの番です。


1、獣医の現実



少し自分のお話しをしますね。



私は、物心ついた頃から
動物が大好きでした。



公園の遊具で遊ぶよりも
公園のハトやスズメに
パンをあげるのが好き



小学校はもちろん
うさぎとモルモットのお世話が
したいから飼育委員になり



自由研究も
当時飼っていたヒキガエルの
観察日記を書いたり、



新聞部でわんちゃんの
犬種紹介の新聞を書いたり、



周りに特に動物好きも
いないし、むしろ両親は
動物がそこまで好きではなかったのに



なぜだかわかりませんが、
自分の人生は動物なしには
語れません。

そんな動物好きが、
念願のわんちゃんを
飼うことになったのです。



父の仕事の知り合いの方が
ゴルフ場の打ちっぱなしの
管理をしていて



そこで野良犬の子犬が生まれて
引き取り手に困っているとのことで



こんなチャンスはない!と
人助けだよ!と父を強く説得し



念願のわんちゃんを
家族にお迎えすることになったのです

そのわんちゃんの名前がコロです。



コロちゃんは活発で落ち着きがなく
人が大好きで、
すぐうれションしちゃう子でした。



でもとにかく怖がりで、
特に、動物病院は超ニガテ。



母と2人がかりで連れて行っても、
待合の椅子の下に隠れて出てこず、



引っ張って出そうとすると
抵抗して大暴れするので、



もはや診察室に入れずに
待合で処置してもらっていました。



そんなコロちゃんを見ていて
将来病気なったら、大丈夫なのかな…
と心配になりました。



そこで、自分が獣医だったら
何かあれば不調をみてあげられるし、
いいなと思ったこと



今までお世話になっていた
獣医さんがいつも優しくて憧れで



「心配だったよね」
「困ったらいつでも連れてきてね」



といつも寄り添った言葉をかけてくれ
私の心も救ってくれました

動物のことを救うだけでなく
人の心も救える



そんな獣医になりたくて
大学受験も1度失敗しましたが、



なんとかリベンジで獣医学科のある
大学に入ることができたのです。



大学では6年間たくさんの勉強をして
国家試験に合格し、
無事獣医師免許をとることができました

そして、憧れの獣医のお仕事に
つくことになったのですが、



獣医になって数年間は
今までで最も辛い時間でした。



学生のうちは、動物を治して助ける!
獣医のかっこいい部分しか
想像できなかったのですが、



なりたての初めの頃は正直、
右も左もわからず



病気については大学で
学んだはずなのに



そもそも、病気を
診断することが難しく



先輩にとにかく聞きまくり
手取り足取り、一から教えてもらい



夜遅くまでカルテを書いて
病気について勉強し
早く一人前になりたくて必死でした

毎日辛い病気の子がたくさんやって来る



悲しい表情の飼い主さんとお話しして、



さらに自分が状況を説明すると
大粒の涙をここぼされるような場面も


心から悲しんでいる飼い主さんに、
どう声をかけて良いかもわからず



自分の治療一つで
わんちゃんの運命が変わるかもしれない
というプレッシャー



治療を施しても、良くならないとき
自分の力不足を痛感しました

避けられないわんちゃんの
辛い死の場面を目の当たりにして



一時はストレスのせいで食欲も落ちて
2ヶ月で5kg近く痩せて頬もこけてしまい



親や友達にも心配されました。



さらに、原因不明の皮膚の痒みで
掻きむしってしまったせいで



手足はカサブタと傷あとだらけでした。





何度もやめようと思ったけど、
それでも踏みとどまった理由は、



こんな私でも
「最後までみてほしい」と
言ってくださる飼い主さん



亡くなった後にも
「ありがとう」と伝えてくれた
飼い主さんの言葉だけが救いで



そして、やっぱり
一生懸命生きる動物の
支えになりたかったからです。



2、愛犬の不調と後悔


3年ほど経って、やっと
一通りの病気を経験して
自信も少しついてきた頃



コロちゃんは13歳になっていました。



ありがたい頃に
それまで元気で特に大きな病気もせずに
過ごしてくれました。



ところが、この頃から少しずつ
変化を感じる場面も増えてきました。



若い頃はご飯は残すことなくガツガツ
一気喰いするタイプでご飯を残すことは
ほとんどなかったのが、



食欲はあっても
ご飯を選り好みをするようになりました。

以前は飛び越えていた段差も
躊躇するようになり
避けるようになり、



お散歩もぐいぐい前のめりだったのが
横に並んでお散歩するようになり
徐々に後ろをゆっくり歩くように。



急に今までなかった皮膚やお耳の
痒みの症状も出てきました



ひどい時はお耳から膿の
耳だれが出るので、



家で洗浄して
抗生剤や痒みどめの薬を使って
症状を抑えていました。

せめて処置は
自分がしてあげられるから
病院に行く必要はなかったけれど、



根本的な解決には至らず
悪くなったらお薬に頼って
といった形でした。



ある時、
ご飯に全く口をつけない日が
ありました。



こんなことは今までになくて、



まさか何か重病があって、知らずのうちに
進行しているのではと怖くなって



血液検査も調べられる限り調べ、
おそるおそるで病院に連れて行って
画像検査もしました

以前から初期の心臓病はあったのですが
特に変化はなく進行もなさそうでした。



つまり、検査結果では、
大きな異常なし、ということでした。



もしかして関節の痛みがあるのかな?と
痛みどめも使ってみるけれど、



やはり、ご飯を食べない。
元気がないわけではないけど
とにかく食べない。



これが老いなのか?
それともまだ見つけられていない
病気が隠れているのか?

その答えもはっきりせず不安でした



検査に異常がある時や
病気の時の対処は今まで勉強をしてきたのに



検査で異常が見つからないときに
どう対処すべきかを自分が知らなかったのです



皮膚病の子のためのご飯や
病院で扱う缶詰しか今まで
あげていなかったのですが、



このまま食べないと
どんどん衰弱してしまうと
病院のご飯にこだわらず



とにかく何か食べてもらわなきゃと



ご飯とささみと野菜を入れて
簡単なおじやを作ってあげると

驚くほど食べてくれて



その時に年齢を重ねることは
今までと違う変化の連続で 



その変化を
いかに汲み取って
寄り添ってあげられるか



検査結果だけではない
その子の状態を見極めてあげること



毎日の生活習慣にも
目を向けて、より良くしてあげるか、が


必要な事に気づいたのです。

コロちゃんは年齢とともに
徐々にできないことが増えていって、



15歳を迎える時には
自力で立つのも難しくなり



本格的な介護が要になりました。



体勢を変えたり、
食事、お水の介助、
排泄をカテーテルで行ったり



夜鳴きも始まったので
その対応にも追われるように
なりました。



いつも人がそばにいないと
すぐ鳴く甘えたになって
でも、それが愛おしく思えました



小さな不調はありましたが、
入院や手術も経験せず、
大きな病気にはなることなく



16歳になる年に
旅立っていきました。

最後は家族で見守っている中
ゆっくりと息を引き取ったので
穏やかな最期だとは思います



しかし、
自分の中ではもっと早くから
コロちゃんの不調を察知して



それこそ不調が出る前からでも



何かもっとやってあげられることは
なかったのかなと
思い返したりするのです。



3、チワワのココちゃんとの出会い



私が特に深く関わらせていただいて
すごく印象深かった飼い主さん
お話をしたいと思います。



ある日、病院に滅多に来ない
13歳チワワのココちゃんが
呼吸がおかしいと来院しました。



知らずの間に進行していた
心臓病が悪くなり、



その結果、
肺水腫(肺に水がたまる命に関わる状態)
を起こしていました。

飼い主さんは、自分の子が
まさか心臓病だとも思いもよらず、
急に愛犬に起こった不幸を受け入れられずに、



ただただ入院した愛犬の
無事を泣いて祈る数日を過ごしました。



幸いにも
入院で肺水腫の状態から抜け出し、



退院後は
心臓病の治療を継続してやっていくことに。

肺水腫を起こすわんちゃんの余命は
平均して8ヶ月。



ココちゃんの飼い主さんは、
愛犬のことを本当の娘のように
可愛がっており、



ココちゃんのためにできることがないかと
たくさん調べて、できることを実践していました

自分自身で色々調べて良いと思った
フードやサプリメント(5種類)も
あげていたり

ご飯についても
体重をしっかり保ってほしいので、



飼い主さんがペースト状にした
ご飯を注射器で口に入れてあげたり、
と自己流の習慣などを続けていました。

そんな飼い主さんが
なぜココちゃんを病院に連れてこなかったか?



それは
ココちゃんがとても怖がりな性格だったから。



お外も怖がってしまうくらいなので
お散歩にも行けないくらいだった様子。



なんだか、怖がりなコロちゃんのことを
心配していた自分を思い出しました。

ココちゃんの飼い主さんは
残り少ない犬生かもしれないけれど、



もう二度と
あんな苦しそうな状態にはなってほしくない、と



心臓病の治療に加えて、
自己流も捨て生活習慣の一からの見直しを決意。

私自身も担当医として、
最後まで肺水腫の再発をさせないこと、



余命以上に
楽しく長生きしてもらうことを目標にしました。



私は、怖がりなココちゃんが
病院にできるだけ来なくて良いように



飼い主さん自身に病気を理解してもらうことと

もちろん病気の異常をいち早く気づけるように
観察すべき点を細かく知ってもらい、



飼い主さんの希望もあって聴診器を買って、
自宅でのチェック方法も練習しました。

肺水腫をふたたび起こさないように
飲む水の量、飲み方も観察し



そのおかげでお薬(利尿剤※)も
徐々に減らすことができ、



さらに、腎臓の数値も
基準値に入るようになりました。

※利尿剤の副作用で腎臓に
負担がかかって数値が上がることがある

不必要なサプリも一度やめました。



そうすると肝臓の数値も一旦下がって、
便の調子も前より良くなったのです。



半ば強制的に口に入れていたご飯も変更。



ココちゃんが自発的に食べるものを選び
食事を楽しめるように工夫し、
飼い主さんの労力も減ったのです。



安全な運動の習慣も
取り入れてもらうようにし、



以前から気になっていた
足腰の震えも改善されました。

そして、何か異常があった時は
すぐに連絡を取ることを
心がけてもらい、



私はココちゃんのことを
よく知っているので



「ココちゃんと飼い主さんの場合なら
こうしたら良いんじゃないか」



知っているからこその
アドバイスもできました。



飼い主さんは心配性だったけれど



「聞いてもらえるだけで
不安な気持ちが和らぐ」



といつも言ってくれました。

飼い主さんの努力のかいあって、
たびたびの不調はあったけど、



心臓の大きな悪化はなく、
2年後にゆっくりと旅立ちました。



亡くなった後にお話しに来てくれて



「余命から1年どころか2年も
一緒にいられたことが嬉しかった」



「今は自分自身で全力でココちゃんを
支えられたと思っている



以前の私なら絶対に自己流から
抜け出せなかったし



あのままだったらきっと
後悔して、ペットロスになり
立ち直れなかった」



そう言って下さったことが私の中で
非常に印象的でした。



4、実は治療以上に大切なこと

動物病院で行うのは
薬物療法(対症療法)が
メインであって



わんちゃんの体質、メンタル、
日常習慣(食事、運動など)を
含めた部分の改善策まで提案することは



現実問題、難しいです。



でも、本来そういった部分にも
目を向けることが非常に大切で

そういった部分まで
ケアして初めて真の治療と言えます。




そもそも、忘れてはならないのが
病院で提示された治療自体も
飼い主さんの努力なしにはできないこと。



だから、飼い主さん自身が
管理できるかどうかが重要で



飼い主さんのメンタルが
安定しているかも
犬の治療には関わります



ココちゃんの飼い主さんのように
相談できる相手がいるという
安心感を持つのは



愛犬の治療においても
プラスに働きます



治療をするにも
『私1人じゃない』と思えることが
大切だと感じたのです。



持病のある愛犬を支える時、
理解のある味方は多いほど良い。

だから、自分は飼い主さんにとって
そう思ってもらえる存在に
なれるように、と考えています。



何度も言いますが、
動物病院でもらったお薬を
あげること以外にも



飼い主さんしかできないことが
たくさんあるんです。



自分自身がコロちゃんに対して
病院でできる治療に
しか目が行かなくて



それ以外のこと、もっと
できたんじゃないか
と後悔を残してほしくないんです。



5、次はあなたの番です!



過去の私のように
ココちゃんの飼い主さんのように



シニアのわんちゃんを飼っている
飼い主さんの多くが



愛犬の不調や病気に対しての
不安を経験するでしょう。

愛犬に病気があるとわかって



動物病院で病気について
説明され、お薬ももらったけど



不安でどうしていいかわからない

でも、何かせずにはいられないと
自分なりに調べてやってみて



でも、結局それがいいのかどうかの
自信はないし、不安は消えず



実は自己流がわんちゃんにとっては
負担になることだったり
するかもしれません。

こんな悩みをもつあなたに


「薬に頼ってばかりでなく
調子よく過ごせる日々を取り戻したい」



「終わらない不安から解放され、
自信を持って愛犬を支えたい」



「自分がいつか愛犬を見送る時まで
元気で楽しい時間を少しでも伸ばしたい」

そんな理想の未来を
手に入れるためには



とにかく“行動”を起こすこと
以外に道はありません。



“行動”に移せない漠然とした不安も
とても理解できます。


でも、



わんちゃんとあなたが
一緒にいられる時間は限られていて



だからこそ
貴重で何にも変えられない。




今は、
獣医として治療を考えることは
もちろんですが



その飼い主さんとわんちゃんの関係を
よりよくするためになにができるか
を考え



治療以外にできることを
飼い主さんと一緒に考えたいと
願っています。



飼い主さんがいかに
自分のわんちゃんに自信を持って、
こんなことをしてあげられた!ということを



たくさん作ってほしいと思っています。

飼い主さんが
わんちゃんがもう年だから、
病気になってしまったから、



と諦めてしまっていては
なにも変えられません。



今がわんちゃんにとっても
1番若い時です。



今この瞬間から
持病のあるわんちゃんに
今できることを考えて



行動して習慣づければ



それを継続すると将来の
状況は必ず変わります。

あなたは、愛犬のために
今日まできっと色々悩み、
たくさんの努力も重ねてきたのだと思います。



そんなあなたとわんちゃんの
大切な時間が不安ばかりで
終わっていいはずがありません



あなたを苦しめてきた
情報に流されず



正しい知識を正しく学ぶことが
大切なことなのです。

愛犬との限られた時間を
どのように過ごすかは自由です。



でも
ここまで読み進めているということは



生きた知識を見つけて
自分の大切な家族を
守りたい



そんな気持ちでいる方が多いと思います



それなら、やれることは一つだけです
諦めずに進みましょう



大丈夫です
私がついています



勇気を出して一緒に頑張りませんか?



あなたの望む未来へ
私が導きます



一緒に明るい未来を掴んでいきましょう!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました


愛犬にとっての唯一の
理解者であるあなたなら



きっとより一層
愛犬のことを幸せにすることが
できます



サポートプロジェクトの詳細は後ほど。
楽しみにしていてくださいね。



では最後に、
ワークをお願いします!


==========
本日のワーク
==========

今日もワークのご回答、
よろしくお願いします。

10秒で終わります。

Q愛犬が不調を改善できたら、
やりたいことは何ですか?

例)一緒にカフェにお出かけ

本日のワークはこちらから
⇩⇩⇩⇩

コメント

タイトルとURLをコピーしました